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サヨナラからはじまることがあるんだよ
なるほど!サヨナラからはじまることってそういう事だったのね。

竹中直人と原田知世が高校時代の同級生という、普通に考えれば有り得ない設定なのにそれほど違和感なく受け入れられてしまうのは、竹中直人が監督として力を付けてきた証拠なのだろう。それにしてもこの人は本当にロマンチストだよ。主人公の佐々木という男、一歩間違えれば不気味なストーカー野郎になるところを、純粋で素直な気持ちで演じ切ることで観るものに感動を与える存在に変えてしまったんだもの。

そして原田知世。彼女の名前を聞くと僕ら世代の映画ファンは何とも言えない思いが込み上げてくる。薬師丸ひろ子がいつまでも「カ・イ・カ・ン…」のイメージであるのと同様に原田知世は永遠にラベンダーの香りに包まれているのである。などというのはファンの勝手な言い分で彼女たちはとっくに新しい次元へと進化しているのだが…。正にその通り!あの妖怪のような竹中直人と知世ちゃんが対等にやり合っているなんて、本当にいい役者になったもんだと感慨深いぞ。

他の出演者もいい。
段田安則演じるスタイリストは軽薄で胡散臭い強烈なキャラクター。この人こんなことも出来るのね。
竹中に援交を申し出るちょっと目の据わった女子高生が出てくるのだが、この娘も雰囲気があっていい。誰かと思ったら『スウィングガールズ』でベースを弾いてた娘だった。今後に注目。
そしてなんと、先日亡くなった脚本家の久世光彦さんも元担任の教師役で元気な姿を見せているのだった。

この映画は竹中監督が大好きだというある曲をベースに作ったという。それはSUPER BUTTER DOGの同名の曲だ。このバンドは活動休止中で、ヴォーカルの永積タカシはハナレグミという個人ユニットで活動中。劇中ではそのハナレグミと忌野清志郎によって新たにレコーディングされたヴァージョンが使われ、感動を増幅させている。
この映画には上記の二人以外にも多くのミュージシャンが参加・出演しているのだ。中島みゆき、オリジナル・ラヴの田島貴男、元フライングキッズの浜崎貴司、スチャダラパー、etc...

自分が好きな曲を元に映像作品を作り上げるというのは音楽ファンの夢ではないだろうか。僕も曲を聴きながら頭の中でストーリーを組み立てたり映像を思い浮かべたりしている。それを実現できた竹中監督は本当に幸せな人だと思うよ。

サヨナラCOLOR 2004年日本
監督・脚本:竹中直人『東京日和』『無能の人』
音楽:ハナレグミ、クラムボン、ナタリー・ワイズ
出演:竹中直人(佐々木)、原田知世(未知子)、段田安則、雅子、中島唱子

サヨナラCOLOR@映画生活

  
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【2006/03/12 11:18】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
日本アカデミー賞なんかもういらない
――「ALWAYS 三丁目の夕日」が13部門中12部門制覇――

日本テレビ製作の作品が日本テレビが放送する日本アカデミー賞で大活躍……
これをどう評価しろと言うのだろう?

個人的に大好きな映画ではあるけれど、それでもこの結果には納得がいかない。いや、好きな作品だからこそケチが付くようなことはして欲しくなかったよ。ホントに酷い出来レースだ。

賞を決めるのは日本アカデミー協会員なのだが、なんと!松竹・東宝・東映・角川の大手映画会社(とその関連会社)の社員が全体の3割を占めているのだ。そんな訳で毎年大手製作の作品がズラズラとノミネートされるのであった。これを見ていると日本映画は毎年5~6本しか作られていないんじゃないかと思えてくるよ。そもそも本家アカデミー賞の権威だけを借りてこようという安易な魂胆が気に食わない。こんな事やっていても日本の映画界にとって良いことは何もないぞ。今すぐ止めるべきだ。

監督賞を逃した瞬間の井筒監督の表情が今でも忘れられない。

日本アカデミー賞
【2006/03/10 10:32】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
映画「親切なクムジャさん」
チャングムのイ・ヨンエが繰り広げる復讐劇は悲しくも壮絶なものであった。

「酸素のような女性」と言われ、ドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』で日本のお茶の間でもお馴染みのイ・ヨンエの清楚なイメージを上手く自作に利用したパク・チャヌク監督はなかなかの策略家と言えるのではないだろうか。実際に、「親切なクムジャさん」というイメージをかなぐり捨てて冷徹な復讐の鬼へと変身していくイ・ヨンエには本当にシビれたよ。

が、その心地良さも途中までで、観終わった時には復讐心の強烈さにグッタリしてしまった。負のパワーが充満している。これはちょっとやりすぎじゃないかな。クムジャの娘役の子が微妙に可愛くない(失礼)のも気になった。『ボイス』の子じゃないよね?

韓国映画を観ていると豆腐を食べるシーンが象徴的に使われていることがあるが、あれは真っ白い豆腐を食べることで過去の過ちを精算して自分を真っ白な状態に戻すという意味があるそうで、刑務所から出所してきた人たちが一斉に豆腐に齧り付くシーンはなんとも異様だった。

それにしても誘拐された子供の怯え方が真に迫っていて、どうやって撮ったのか気になって仕方がない。ひょっとして、本当に脅して撮ったのでは?なんてね。

親切なクムジャさん 2005年 韓国

監督:パク・チャヌク『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』
出演:イ・ヨンエ(クムジャ)、チェ・ミンシク(ペク先生)、クォン・イェヨン(ジェニー)

親切なクムジャさん@映画生活

  

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【2006/02/27 10:36】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
映画「フライトプラン」
ジョディ・フォスターは自分が大活躍出来るという理由だけでこの映画を選んだのでは?と疑ってみたくなるような作品だった。

プロットを聞いたとき真っ先にジュリアン・ムーア主演の映画『フォーガットン』を思い出した。設定はヒッチコックの『バルカン超特急』に近い。それを『フライトプラン』は現代的に舞台を大型旅客機の中に設定した。ジョディが選んだ作品となれば良いものを期待してしまうが、結果は残念ながらB級スリラー『フォーガットン』にさえ負けるほどの出来。

みんなが怪しく思えてしまう前半の演出はなかなか良いのに、似たようなシーンの繰り返しでメリハリがなくなる。そして意外な程にあっけなく真犯人が分かるのだが、その後もだらだらとストーリーは進行する。こうなるともう消化試合みたいなもので、早くエンディングへと進んで欲しくなるもの。もっと組み立てに工夫が必要なのではないだろうか。

主人公のカイルが航空機の設計士という設定のため、勝手知ったる航空機の内部を縦横無尽に駆け回り、普段見る事の出来ない飛行機の裏側が見られたのは楽しかった。

フライトプラン 2005年 アメリカ

監督 ロベルト・シュヴェンケ 「タトゥー」
出演:ジョディ・フォスター(カイル)、ピーター・サースガード(カーソン) 、ショーン・ビーン(リッチ機長)

フライトプラン@映画生活

  

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【2006/02/23 18:55】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
映画「SAYURI」
Oh, Geisha girl! Beautiful!! 僕が西洋人だったらそう叫んでいたに違いない映画。

なんとも楽しい映画だった。ハリウッド人たちは日本の花街文化をこんな風に見ているのか、と感心しきり。この映画については、日本のことを誤解しているだとか分かってないという批判を耳にするけれど、外国人なのだから当たり前。我々だって日本以外の文化を表現する時にどれほど正確に描けているか分かったもんじゃないし。違いは違いとして楽しむ位の度量がなくちゃ異文化交流は成り立たないだろう。そういう視点で見ればこの映画は「ラスト・サムライ」同様よくやっていると思う。相当研究したのではないだろうかと思わせるシーンが随所にある。

キャストについても、主役を始め主要キャストの3人の芸者が日本人以外が演じているという問題も、これはもう完全に日本の役者の努力不足が原因。海外で実績のある人でなければ怖くてキャスティング出来ないのは当然だと思う。それが証拠に頑張っている工藤夕貴や渡辺謙はしっかり選ばれているわけだから。アジア映画界がボーダレス化してきた昨今、日本の俳優もどんどん海外に出ていって欲しい。

主役のチャン・ツィイーは芸者として見ると?な部分もあるが、女優として華があるのでこれはこれでいいかなと思えてしまう。反対にコン・リーは一番芸者らしい雰囲気を持っており、なおかつ一番綺麗だった。さすが大女優という貫禄たっぷり。

ただひとつ残念なのがやはり言葉の問題。これは日本語に限ったことではなく、英語以外の他言語を軽視する傾向がハリウッドにはある。アメリカ人が字幕を嫌がるからとか、世界マーケットを相手に商売をするために仕方がないといった理由があるのかもしれないが、言語というものはやはりそれぞれの文化の大きな要素なのだから、もっともっと尊重して欲しいものだ。

言葉の問題といえば強烈だったのが『レッド・オクトーバーを追え!』。ソ連軍の潜水艦艦長役のショーン・コネリーは最初ロシア語を話しており、「お、やるな」と思ったのもつかの間、いつの間にか英語に変わってしまうのでした。う~ん、これぞハリウッド究極のご都合主義なり。

SAYURI 2005年 アメリカ
監督:ロブ・マーシャル 「シカゴ」
出演:チャン・ツィイー(さゆり)/渡辺謙(会長)/ミシェル・ヨー(豆葉)/役所広司 (延)/桃井かおり(おかあさん)/コン・リー(初桃)/工藤夕貴(おカボ)

SAYURI@映画生活

  

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【2006/02/18 15:25】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
映画「プライドと偏見」
文芸ものとは言え、決して堅苦しくなく肩肘張らずに楽しめる、まさにWORKING TITLEに外れなし。

WORKING TITLEとは「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」「アバウト・ア・ボーイ」「ノッティングヒルの恋人」といったハート・ウォーミングな秀作を多く送り出しているイギリスの映画会社。ここが手がける作品は常に一定の水準をクリアしていて、安心してお金を出すことができるのだ。

観る前は「日の名残り」のようなストイックなものを想像していたのだけど、いい感じに力が抜けていて、撮影当時33才でこれが初の長編だという監督とはとても思えない出来。

キーラ・ナイトレイにしても、いくらイギリス人だからと言って貴族の役なんて出来るのかな~などと疑っていたのだが、これがまた予想を裏切る良さ。気が強くてしっかりした女性を魅力的に演じていた。欲を言えばもう少しふくよかになった方がドレスも映えると思うのだが…

ダーシー役のマシュー・マクファディンという人、一体今までどこにいたの? こんなに上手いのに名が売れていないなんて。実直で自己表現がヘタな男を、セリフではなく目や顔の表情で巧みに演じ、「ブリジット・ジョーンズ」で同じくダーシーを演じていたコリン・ファースに負けない魅力を持っている。

当時のイギリスの風俗や社会、特に女性の置かれている立場がよく分かって面白い。女性には財産相続権がなく、5人姉妹のベネット家は彼女たちのいとこが相続することになるという。なんとも無茶苦茶な事がまかり通っていたのね。

プライドと偏見 2005年 イギリス
監督:ジョー・ライト
原作:ジェーン・オースティン
出演:キーラ・ナイトレイ 、マシュー・マクファディン 、ドナルド・サザーランド

プライドと偏見@映画生活

  

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【2006/02/12 20:07】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
映画「男たちの大和/YAMATO」
きわどい内容を巨匠・佐藤純彌監督のバランス感覚で凌いだといった感じ。

日本の戦争について語るとどうしてもその人のイデオロギーが強く出てしまうので、この手の映画は正直語りにくい。当然作風も右左はっきり分かれやすいのだけれど、この映画はどっちつかずで受け手によってどのようにも受け取れるものになっている。狡いというか賢いというか。僕は、佐藤監督は自分の思いを長島一茂扮する臼淵大尉の台詞に託したのだと思う。

クライマックスの海戦シーンは今までの日本映画にはない激しいものだった。これでもかというような長いシーンで、観ていると疲れるしうんざりする。それは「プライベート・ライアン」同様狙い通りなのだろう。反面、大和の沈没シーンはとても素っ気ない。大和の映画となれば、観客はやはり壮絶な撃沈シーンを期待していると思うのだが(少なくとも僕はそうだった)それを承知の上で悲劇のヒーローとして描くことを避けたのか、あるいは単に日本映画のSFXの力不足なのかは分からない。

余談だが子供の頃プラモデルに夢中だった。当時戦争ものプラモ好きは海軍派、陸軍派、空軍派に分かれており、僕は断然海軍派だった。資料を買い集めディテールにこだわった。戦艦、空母、巡洋艦、駆逐艦なんでも作った(ん?そういえば潜水艦は作らなかったな)。でも大和だけは一度も作ったことがない。それはなぜか? 子供心にも大和は特別な存在であり、軽い気持ちで手を出しては行けない気がしていたのだ。ちなみに武蔵は作りました(笑)。

男たちの大和/YAMATO 2005年日本

監督:佐藤純彌(新幹線大爆破、人間の証明)
出演:反町隆史 、中村獅童 、鈴木京香 、松山ケンイチ 、渡辺大

男たちの大和/YAMATO@映画生活

  

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【2006/02/07 02:15】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
映画「ロード・オブ・ウォー」
アンタッチャブルに挑戦した意欲作ではあるが、ハリウッドではこれが精一杯か…。

あまり知られていない武器商人の実態に迫るため、5人の実在する武器商人を取材して主人公のキャラクターを作り出したという。それ故か主人公の性格付けが今ひとつはっきりしない。まあ実際の人間はそういうものかもしれないが、彼に対して惹かれもしないが強烈な反発心も生まれない。もう少し監督の主張が欲しいところ。

とはいえ、この映画は一介の武器商人の問題に留まらず軍需産業という、先進国が出来れば触れて欲しくない問題にも言及しており、その勇気には拍手を送りたい。特にアメリカなどはその最たるもので、巨大な軍需産業によって高度な技術を維持し、他国に対しプレゼンスを保っているのは紛れもない事実。1国の利益のために一体どれだけの人間が血を流してきたのか、彼らはこの映画を観ながらそこに思いを馳せるのだろうか。

ロード・オブ・ウォー 2005年アメリカ

監督:アンドリュー・ニコル「トゥルーマン・ショー」「ガタカ」
出演:ニコラス・ケイジ/イーサン・ホーク/ブリジット・モイナハン/ジャレッド・レトー

ロード・オブ・ウォー@映画生活

  

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【2006/01/31 09:16】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
映画「キング・コング」
3時間8分は長過ぎだ。
ピーター・ジャクソン監督は少年時代にオリジナル版の「キング・コング」を観て映画監督を志したというエピソードからも分かるように彼は特撮(SFX)が好きなのだ。だから色々なシーンをああでもない、こうでもないと言いながら楽しく作って、結局それらを切ることが出来ずに詰め込んじゃうために長くなるのではないだろうか。これでもかという見せ場のシーンの連続にウンザリし、疲れてしまった。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで祭り上げられその気になった彼は自らのエゴを押し通してしまったのね。

確かにSFXの技術は凄いと思うけど、反面演出が雑なところが気になる。あれじゃ命がいくつあっても足りないよ。原住民の描き方も酷すぎ。手漕ぎボートのシーンの合成があれ?ってな位にちゃちいのにも驚いた。ジャック・ブラックの好演が光っているだけに、作品の出来の悪さが残念。

大幅なダイエットに成功した監督を持ってしても、自作のダイエットは出来なかったというオチですかね。

キング・コング 2005年ニュージーランド/アメリカ
監督:ピーター・ジャクソン
出演:ナオミ・ワッツ/ジャック・ブラック/エイドリアン・ブロディ

キング・コング@映画生活

  

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【2006/01/19 03:18】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
映画「チキン・リトル」
ディズニーがピクサーの力を借りずに自らの手で作った初の3DCGアニメーション。アニメーターが数ヶ月間必死に3Dアプリを勉強して作ったとか。その話を聞いていたせいかどうかは分からないが、ピクサー製の3Dアニメを見慣れた目で観ると、やはりやっつけ仕事の感が拭えず見劣りがする。キャラクターの体が縮んだりする伝統的なアニメの表現は健在なのだから、無理に3Dの土俵で闘う必要もないと思うのだけど。

内容についてもどうしてもピクサーと比較してしまうのだが、ウィットや捻りがなく大人が楽しめる作品とはなっていない。逆にストレートな表現やコテコテのネタは子供達にはウケるのかもしれない。

驚いたのは、普段散々パロディのネタにされて不愉快な思いをしている(であろう)ディズニーが逆襲に出たことだ。キング・コングや宇宙戦争といった大作映画のパロディが満載で、子供達に夢を与える事を目的としてきたディズニーが遂にネガティブ・キャンペーンに手を染めるのか!

ローカルネタですが、長岡出身のお笑いコンビ「ヤングキャベツ」の高橋なんぐさんが日本語吹替版に参加しています。一体どういう経緯で出る事になったのでしょう?

チキン・リトル
監督:マーク・ディンダル
声の出演:ザック・ブラフ/ゲイリー・マーシャル/中村雅俊(日本語版)

チキン・リトル@映画生活

  

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【2006/01/15 10:39】 | 映画 | トラックバック(1) | コメント(0) | page top↑
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